「房総を描き続けてーー溝口七生展」が開催中、2021年1月24日まで

菱川師宣記念館で、「房総を描き続けて――溝口七生展」が開催中です。房総の海や里山を描き、千葉県展など各展示会に出品し、受賞を重ねた画家、溝口七生氏。房総の自然の尊厳を描いた作品は、今、多くの人を惹きつけています。

 

画家、溝口七生氏は房総の自然や風土に魅了され、鋸南町に定住しました。それまで、東京都立の健康学園教諭として鋸南町の保田学園や岩井養護学園に勤務し、身体の弱い子どもたちの教育に携わってきました。

 

今回、展示しているのは、昨年、溝口氏が83歳で他界したことをきっかけに、遺族から町に寄贈された油彩画13点。それに加え、町内の中学校や小学校が所蔵している3点も掲示しています。

 

溝口氏が描き続けてきたのは、房総の海や山の風景。砂浜に打ち上げられた流木とコカ・コーラの缶を描いた「砂丘」(1990年)や、ごつごつとした岩に荒い波が押し寄せる「波」(2005年)など、房総に住んでいるとどこかで見たような景色ばかり。荒涼としているけれど、自然の力強さを見る者に伝えてくれます。

 

「昨年の台風被災とコロナ禍でなかなか開催できない中、やっと開催できた展示会です。GoToトラベルの関係で鋸南町に訪れる人が多いからなのか、例年より来場者数が多い。たくさんの人の来ていただきたいです」と笹生浩樹館長は話しています。入館料は一般・大学生は500円、小中高校生は400円。

 

 

・会期 2020年11月10日~2021年1月24日まで。

・開館時間 午前9時~午後5時

・休館日 月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始(12月28日~1月3日)、年始は1月4日から開館。

・問い合わせ 菱川師宣記念館 電話0470-55-4061